フィレンツェカードについて
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初めての訪問にフィレンツェカード
フィレンツェを観光するのに便利なフィレンツェカード(Firenze card)というものがあります。
フィレンツェ市内の、主要な美術館、別荘、ガーデンに入場できます。有名なウフィッツ美術館やアカデミア美術館も予約しなくても入れます。
とても便利なフィレンツェカードですが、お値段が少々高めで72時間有効で72ユーロです。以前は50ユーロでしたが、2013年7月から値上げになりました。しかし、入場可能な場所が60カ所ということで、これ1枚あればほとんどの有名な施設に入れますし、面倒な予約も不要、トラム・市バスが乗り放題です。
初めての観光でいろいろ見て回りたいという方には、時間の節約にもなり価値のあるカードではないかと思います。
【公式ページ】http://www.firenzecard.it/index.php?lang=en
フィレンツェカードでできること
■有効期限は72時間
美術館またはバス・トラムで、最初にカードを使用した時間から72時間有効です。3日間ではなく72時間です(ローマパスは“3日間”ですので、ご注意ください)。
■60カ所の美術館・教会・庭園などに入場可能
60カ所の観光地へ予約なしで、チケット購入の列に並ばず入場ができます(クーポラはカードを持っていても、もっていない方と同じように並ぶようです)。ただし、同じ場所に2回は入場できません。
公式ホームページのこちらのページで、カードが有効な場所がGoogle Mapで示されています。
【公式ページ/MUSEUMS】http://www.firenzecard.it/index.php?option=com_eventifc25&view=eventifc25&task=mappa&tipo=musei&Itemid=115&lang=en
値段改定の時に、以前は入れなかったクーポラやジェットの鐘楼に入場可能になったようです。
■市内のバス・トラムが乗り放題
ATAFフィレンツェの市バス、トラムが無料で利用できます。
■Wi-Fi接続ができます。
「Firenza WIFI」が使用できます。カードキット内にパスワードとユーザーネームが同封されています。しかし、入らない場所があったり電波が弱いなど、大容量のデータ通信には向いていないようです。
購入方法
■オンラインで購入する
公式ホームページから購入できます。
【公式ページ】http://www.firenzecard.it/index.php?lang=en
右上の「Buy now!」またはメニューの「buy」をクリックするとオンライン購入のフォームがありますので、そちらから手続きしてください。
メールでバウチャーが送られてくるので、それを印刷して窓口でチケットに交換してください。
バウチャーの交換窓口は、こちらで確認できます。
【公式ページ/Collect】http://www.firenzecard.it/index.php?option=com_eventifc25&view=eventifc25&task=mappa&tipo=pdr&Itemid=118&lang=en
■現地で買う
現在、9カ所で購入できるようです。
購入場所は、こちらで確認してください。画面右側のマップで表示されています。
【公式ページ/Buy】http://www.firenzecard.it/index.php?option=com_cardfi25&view=cardfi25&task=dutente&tipoc=1&Itemid=117&lang=en
少しややこしいのですが、バウチャーの引き換え所と現地購入場所が少し違うようです。駅前の観光案内所はどちらもあるようなので、Santa Maria Novella駅からフィレンツェに入る方は、そちらでの引き換え・購入が便利なのではないかと思います。
フィレンツェカードの使い方
購入したらカードの裏側に名前を記入してください。他人には譲渡できません。まれに入場時にパスポートを確認される場合があるので忘れずに携帯してください。
美術館などで提示すると係員がバーコードを確認して、レシートを渡されます(レシートは、特に保管義務はないようです)。バス・トラムで使用する時は、刻印機にかざしてピッっとなれば刻印完了です。
美術館、公共交通機関のどちらか最初に使用した時から72時間がスタートし、Wi-Fiも利用できるようになります。
Firenze card アプリ
フィレンツェカードのアプリが登場しました。
アプリからチケット購入場所、入場できる施設の情報やイベント情報、Free Wi-Fiの情報などが見られます。現地でGPSを使うと、施設を探しやすそうです。
ほとんど、公式ホームページから得られる情報なのですが、ダウンロードしてFacebookかTwitterのIDでログインまたはE-mail登録するだけで見ることができるので、試しに見てみるとおもしろいと思います。