人が集まるところでは特に気を引き締めて！

イタリアは治安が悪いとよく言われますが、有名な観光地では大きな犯罪はほとんどありません。
スリや置引きなど、気をつければ防げるものがほとんどです。

確かに、以前はトレビの泉やスペイン広場など、人の集まる場所にスリがとても多かった印象があります。ただ、ここ数年は警察の警備が増え、以前よりも少し雰囲気は良くなっています。……とはいえ、日本人は「お金を持っている」「危機感が薄い」という印象から狙われやすいのは間違いありませんので、しっかり予防していきましょう！

街歩きのバッグ

街歩きのバッグは、ショルダータイプがおすすめです。リュックやウエストポーチは、自分の目が届きにくいためか狙われやすいので注意。また、人が多いところではショルダーバッグを体の前になるように掛け、開口部には手をかけておきましょう。ファスナーにダイアル式の南京錠などを付けると、スリも狙うのをあきらめやすいようです。

それでもバッグを刃物で切って中身を持っていくようなスリもいますので、財布は奥のほうに入れる、仕切りの付いたバッグを使うなど、工夫しましょう。また、ズボンや上着のポケットはふくらみがあると「何か入っている」と思われてしまうので、カラにしておくほうが無難です。

オシャレはほどほどに

せっかくの海外旅行、女性はオシャレしたいですよね。でも、お金を持っていると思われないように、なるべく地味な格好にするのがおすすめです。なくしたくないアクセサリーはそもそも持っていかず、肌の露出も控えめに。お買い物してもブランドの紙袋をずっと持ち歩くようなことはせず、できればほかの袋に入れ替えましょう。

電車では絶対に寝ない、おしゃべりしすぎない

ハイシーズンになると、ローマの地下鉄は常に混むようになります。そんな時は、スリの絶好の“仕事場”に。電車の中では、絶対に寝てはいけません。日本とは異なる場所に来ている、という意識が大事です。

また、おしゃべりに夢中にならずに、周りをよく見て、危機意識を持つようにしましょう。人間観察していると、怪しい行動をしている人は目につくものですよ。もちろん、バッグは必ず体の前で抱えるようにしましょう。

子供がたくさん寄って来たら、心をオニにして無視！

子供たちに集団で囲まれて、気を取られている間にお金や荷物を盗まれる、ということがあります。おろおろせず、素早く切り抜けるようにしましょう。その場にとどまってしまうのが、一番よくないです。

夜の治安について

ベネツィアやフィレンツェは、夜でも比較的安全です。暗がりを避け、夜道を一人歩きするのでなければ、女性でも怖い思いをすることはないでしょう。
ローマは、遅くまでバスも走っていますし、パラティーノ橋を西へ渡った周辺は、遅くまで地元の人たちでにぎわっているので、夜も楽しめます。ただ、テルミニ駅周辺は、夜は特に治安が悪くなるので近寄らないようにしましょう。地下鉄にも乗らないことです。

防犯おすすめグッズ

準備中です。

ツイート