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イタリアではクレジットカードを使える店が多いのですが、小さなお店では使えないところもあるので、多少なりとも現金は必要です。ただ、あまり多額の現金を持ち歩くのは心配ですので、現地で自分の口座が使える国際キャッシュカードを持っておくと便利です。

しかし、クレジットカードの普及によってその役割が縮小しているためか、三井住友銀行や東京三菱UFJ銀行、みずほ銀行の大手銀行が国際キャッシュカードの新規申し込み受付を終了しています。国際キャッシュカードが使える銀行が減っていますが、その代わりにVISAデビットカードが使える銀行が増えているので、それらを比較しながら紹介します。

VISAデビットカードって?

国際キャッシュカードは、銀行独自でキャッシュカードが海外で使えるようにしたものです。これに対して「VISAデビットカード機能付きキャッシュカード」は、各銀行がVISAデビットと提携をし「VISA」「PLAS」マークの付いた海外ATMで、自分の口座から現金が引き出せるようにしたものです。さらに、「VISA」マークのあるお店でキャッシュレスで買い物ができます(もちろん国内でも使用可能です)。

お買い物をするたびに引き落としされるので、銀行口座の残高以上に使い過ぎる心配がなく、クレジットカードが苦手な方にもおすすめです。

各銀行によって手数料や年会費、特典などが違うので、自分に合ったものを選んでください。

【VISAデビットカードURL】http://www.visa-news.jp/debit/

国際キャッシュカード比較

国際キャッシュカードを現在申込みできるのは3社です。MoneyT GlobalはJTBが行っているサービスで、口座開設の必要がない特殊なカードです。

銀行(サイトURL) 新生銀行 CITYバンク バンキングカード MoneyT Global
レート・手数料 VISAインターナショナルが定めたレートに4%を加算したレートにより円換算 提携機関が定めたレートで米ドルに換算された金額に、3%を乗じて円貨を算出 4%
引出手数料 無料 210円 200円
残高照会 無料 無料 100円
会費・口座管理手数料 無料 口座残高50万円以下は月額2,100円 無料だが、カード発行手数料525円が必要
ATM引き出し限度額/1日 原則10万円 初期設定10万円、最大50万円 1回10万円(1日の限度額は不明)
カード発行までの期間 ネット・電話申し込み:1~2週間
店舗:即日
2週間程度 ネット申込みで8~10日
ATM
(提携先)
PLUS PLUS銀聯 VISA PLUS

※記事作成時の情報です。
※利用するCD・ATMによっては、設置金融機関独自の使用料がかかる場合があります。

VISAデビットカード比較

以下が、現在申し込み可能な銀行です。とても人気のあるサービスなので、今後提携する銀行は増えるでしょう。

銀行(サイトURL) スルガ銀行 楽天銀行 ジャパンネット銀行 りそな銀行(埼玉りそな銀行) あおぞら銀行
レート・手数料 VISAインターナショナルが定めたレートに3%を加算したレートにより円換算 VISAインターナショナルが定めたレートに2.94%を加算したレートにより円換算 VISAインターナショナルが定めたレートに2.94%を加算したレートにより円換算 VISAインターナショナルが定めたレートに2.5%を加算したレートにより円換算 VISAインターナショナルが定めたレートに2.5%を加算したレートにより円換算
引出手数料 210円 無料 無料 無料 210円
会費・口座管理手数料 無料 年間1,000円
(ゴールドは3,000円)
無料 <オリジナル>年会費 525円(初年度無料)
<JMB>年会費 1000円(初年度無料)
無料
1日あたりの利用限度額 原則30万円 原則20万円 ショッピングと合算して最大100万円 ショッピングと合算して最大50万円 20万円
最大50万円
VISAデビットカードショッピング限度額/1日 原則100万円 ATMと合算して最大20万 ATMと合算して最大100万円 ATMと合算して最大50万円 200万
ATM
(提携先)
VISA PLUS

※記事作成時の情報です。
※利用するCD・ATMによっては、設置金融機関独自の使用料がかかる場合があります。

埼玉りそな銀行は、りそな銀行の<オリジナル>と同じ内容なのでまとめて表記しています。特典が違いますので、下記で確認してください。

どのカードにするか?

どのカードにするかは、ご自身のライフスタイルで選んでください。

例えば、楽天やりそな銀行は年会費がかかりますが、引出手数料が無料でレートにかかる手数料も安いため、頻繁に海外旅行に行く方や長期滞在する留学生さんでATMを使う回数が多い場合にはおすすめです。限度額も多いほうが安心でしょう。

ショッピングについては、やはりクレジットカード(例:三井住友VISAカード レート×1.63%)が一番お得になります。クレジットカードでもキャッシングが可能なものなら、金利がかかりますが緊急の時には十分対応できます。

私は海外旅行に行く頻度は多くないため、年会費のない新生銀行を利用しています。レートにかかる手数料が一番高いですが、少額しか引き出さないので、それほど割高には感じていません。買い物はほとんどクレジットカードで済ませています。

ですが、何かしらマイルが貯まってキャッシュバックがあるスルガ銀行ANA支店のVISAデビットカードも、個人的に魅力を感じてます。次回の旅行までに、準備しておこうかなーって考えてます。

VISAデビットカードは各銀行に特典が用意されているので、特典で決めてもいいですね。

スルガ銀行 年間利用金額の0.2%キャッシュバック(ANA支店はマイルが貯まるなど、申し込むインターネット支店によって口座に特徴がある)。
楽天銀行 1,000円利用につき2ポイントの楽天スーパーポイント付与。盗難保険付き。ゴールドは1,000円利用につき5ポイント付与。盗難保険、ショッピング保険付き。
ジャパンネット銀行 キャッシュモール経由のショッピングで1%キャッシュバック。そのほか、期間限定キャンペーンあり。
りそな銀行 りそなVisaデビットカード<オリジナル>との2種類のVISAデビットカードがある。<オリジナル>ショッピング利用金額1,000円ごとに5ポイントのりそなクラブポイント付与。ショッピング利用金額200円ごとに1マイルたまる。ショッピング保険付き。
埼玉りそな銀行 ショッピング利用金額1,000円ごとに5ポイントの埼玉りそなクラブポイント付与。
あおぞら銀行 ショッピング利用金額の0.25%を年2回キャッシュバック。

※記事作成時の情報です。

■一番早く手に入れられるのは新生銀行の店舗申し込み

出発まであまり時間がない方は、新生銀行の店舗申し込みにしてください。即日発行が可能でキャッシュカードがそのまま海外で使えます。

VISAデビットカードは口座を開いてからカードが届くまで1~2週間かかります。さらに、最近はとても人気があって申し込みが殺到しているので、3~4週間かかる場合もあるそうです(詳しくは、各銀行窓口に確認してください)。

■その他注意事項

海外で利用するATM独自の手数料がかかる場合があります。また、現地での再発行は難しく、できない銀行が多いため紛失・盗難にはご注意ください。ATMでカードが飲み込まれることもあります。

旅行前に1日の限度額を確認して、必要なら限度額を変更してください。帰国してからは限度額を0にしておくと安心ですよ。

以上は記事作成時の内容なので、必ず公式ホームページで最新の情報を確認してくださいね。

3営業日で発行!海外で使えるプリペイドカード  NEO MONEY が便利そう

※2017年8月 追記

クレディセゾンから3営業日で発行されるプリペイドカードが登場しました。新生銀行の窓口発行の次に手に入るのが早く、口座開設がいらないので申し込みも簡単です。

公式サイトから申し込み、カードが届いたらコンビニATMか振込でチャージします。その後は世界各国のVisaまたは銀聯加盟店でショッピングや 海外ATMでの現地通貨引き出しに利用できるそうです。とっても簡単ですね。13歳から利用できるのでお子さんの海外留学にも人気だそうです。

手数料は4%と海外でのATM手数料200円のみ。チャージした日本円を返金する場合500円かかりますが、年会費や口座維持手数料などカードを所有するための手数料は一切かからないので次の海外旅行のためにそのまま入れておけばいいと思います。
利用のたびに残高をメールでお知らせしてくれる機能も便利そうです。デビットカードよりやや手数料が高いですが、カードが発行されるのが早いのがとにかく魅力ですね。急ぎの場合におすすめです。

NEO MONEY公式サイトはこちらです。→NEO MONEY公式サイト

 

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