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イタリアでタクシーに乗る

オレンジ色の看板が目印

重い荷物を持ってホテルに向かう時や、夜遅くなってしまった場合は、タクシーを使いたいですよね。

特に、旅行慣れしていない方は、タクシーを上手に利用することをおすすめします。

公共交通機関よりは値段が高くはなりますが、ラクで安全に移動できます。

でも、イタリアのタクシーってぼったくられるんじゃ??

そうですね、たしかにボーっとしているとぼったくられます(汗)
でも、大丈夫!

タクシーの乗り方&ぼったくられない方法

正規タクシー

正規タクシーの証明書

■タクシーはタクシー乗り場で乗ろう

駅や観光地の広場には、「TAXI」という看板が出ている乗り場があります。

日本のように流しのタクシーは基本的にはなく、正規のタクシーはタクシー乗り場に並んでいます。

もし路上でタクシーらしき乗り物の運転手に話かけられても、無視しましょう。

正規タクシーには、車体の側面に右の写真のような証明書が貼り付けられています。
この証明書には、フィウミチーノ(レオナルド・ダ・ヴィンチ)空港まで48ユーロ、チャンピーノ空港まで30ユーロと書かれています(値上がりしている場合もあります)

空港~ローマ市内間料金は決まっているので、この金額にかけ離れた高値になると怪しいです(荷物料金や深夜料金は別途必要)。

■タクシー乗り場がない場合は、お店で呼んでもらう

タクシー乗り場が見つからなかったり、タクシー乗り場にタクシーが待っていない場合は、1~2ユーロのチップを渡し、バールやホテルなどでタクシーを呼んでもらいます。

タクシー乗り場にはタクシー会社の番号が貼られていますので、語学に自信がある方は電話で呼んでもOK。

しかし、正規タクシーだからといってぼったくられない……とは限らないのがイタリア。「こいつは、ぼったくらないほうがいいな」とタクシー運転手に思わせるのが大事です。

乗り込んだら、行き先を告げますが、発音に自信のない方は地図を見せたり、住所をメモした紙を渡し「いくらぐらいですか?」という意味の「くあんと こすてら?(Quanto costera?)」と言いましょう。

事前に大体の料金を尋ねることで、警戒していることをアピールします。

■乗ったらメーターをチェック!

タクシーに乗り込んだら、メーターをチェックします。通常は0スタートで、初乗りは場所によって違いますが2~4ユーロ程度です。

バールやホテルで呼んでもらった時は、呼び出した場所からの料金も加算されていますので、乗った時に少々、値段が加算されています。

そして、降りるまでメーターを見続けましょう。大げさかもしれませんが、これだけでも警戒していることをアピールすることができます。

降りる時に荷物量(スーツケース1個につき1~2ユーロ)や深夜料金・休日料金が加算されることがありますが、これはぼったくりではありません。

メーターが真っ黒で動いていない! というときは完全な白タクですので、すぐに降りましょう。

正規タクシー

親切なドライバーさんも多いですよ。

万が一、ぼったくられたら……

かなりのイタリア語力がないと、太刀打ちは難しいと思います。

現地で仕事をしていたイタリア語の達者な友人(日本人)でも、口頭では返金してもらえなかったとか……。
あまりにもひどい金額でなければ、あきらめて、気持ちを切り替えて旅を楽しむほうがいいかもしれません。

その友人は、悔しかったので、降りてからタクシーのナンバーをメモすると、それを見たドライバーが降りてきて返金してもらえたそうです。

番号を控えられて警察に言われると、ドライバーは一定期間の営業停止になるので、ドライバー側が焦ったようです。
友人はかなり強気でしたが、私はここまではできそうにありません……。

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