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夏真っ盛りですね!

我が家のベランダでは、春に植えたバジルが生い茂っています。バジルはベランダで簡単に栽培できるので、都会の花屋さんでも春~夏に苗を簡単に手に入れることができます。

そして、バジルを使った料理といえば、ジェノバペスト(ジェノベーゼソース)ですよね。
このジェノバペストに世界選手権があるってご存知でしたか?

この「Genoa Pesto world chanpionship」は2年に1回、プロ・アマチュア料理人向けに開催されています。第5回は2014年3月29日(土曜日)にジェノヴァのドゥカーレ宮殿で開催されます。
公式ホームページ http://www.pestochampionship.it/


本場のジェノバペスト、一度は味わってみたいですね。

でも、現地に行かなくても、本場に近い味を堪能することができます。ホームページのほうに、公式レシピが公開されているのです。

なお、日本語ページも用意されていますが、文字化けしていて読めませんので、こちらでご紹介いたします。ぜひ、これからジェノバペストを作ろうと思っている方は、公式レシピで作ってみてくださいね!

材料

 新鮮で味も香りも高品質なジェノバのバジル 4束(60~70g)
 松の実 30g
 すりおろしたパルミジャーノレッジャーノ 45~60g
 すりおろしたペコリーノサルド(サルデーニャ産) 20~40g
 ヴェッサーリコ(インペリア)産のにんにく 1~2かけ
 リグリーア産のエキストラバージンオリーブオイル 60cc~80cc
 岩塩 10g

このように、公式なレシピでは産地まで限定されています。こだわりを感じますね!
お家で作る時は、手に入るもので代用しましょう。

特にペコリーノサルドは手に入りにくく、ペコリーノロマーノのほうがよく販売されているので、それを使います。

フードプロセッサーまたはミキサーでの作り方

伝統的な作り方では、大理石のすり鉢と木のすり棒を使います。これは、バジルに熱を持たせないためにとても良いそうです。

熱を与えるとバジルが傷んでしまいます。

大理石のすり鉢がご自宅にある方は少ないと思いますので、フードプロセッサかミキサーを使いましょう。公式ホームページでは、すり鉢を使った作り方しか掲載されていないため、私がよくやっているやり方を紹介します。

  1. バジルの葉を冷水で洗い、フキンなどで水分をきれいに拭き取る。バジルをしわくちゃにしないように注意です。
  2. フードプロセッサー(ミキサー)にバジルの葉、松の実、岩塩、オリーブオイルを入れます。
  3. スイッチオン。熱をできるだけかけないように、スイッチボタンは押しっぱなしにせず、連打して細かく動かします。本体が熱くなってきたら、少し休ませましょう。
    水分が少ないのでかけにくいです。時々、材料と歯に隙間ができないように、スプーンなどでかき寄せてください。
  4. バジルの葉が細かくなったら、チーズを加えてさらに回転させて、チーズがキレイに混ざったらでき上がりです。

すり鉢を使う場合は、オリーブオイルは最後に入れるそうです。

保存方法

瓶に入れ、表面を覆うようにオリーブオイルをかけて酸化を防ぎ、冷蔵庫で保管します(1週間以上、保存する場合は冷凍庫で保存しましょう)。

私は、岩塩を10gも入れると塩辛すぎるので、3g程度に減らしたり、にんにくのニオイが強くなるのがイヤでにんにくを入れなかったり、オリーブオイルの量を多めにしたりと、自分好みの味に調節しています。

公式サイトのレシピページの最後に
「ジェノアとリグリアでは、人はそれぞれこのレシピに対して秘密を持っています。同じ味を見つけることはできないでしょう。」
と書かれています。自分の最高のレシピを持っているということですね。

みなさんも、いろいろチャレンジして、自分に合った最高においしいレシピを見つけてくださいね!

公式サイトのレシピページはこちらです。
La Ricetta Ufficiale del Campionato

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